九大医系学生サポートセンターでは、7月16日(木)九州大学医学生ミーティングの学習として「憲法カフェ」を行い、医学生3名が参加しました。講師には、明日の自由を守る若手弁護士の会の向原栄大朗弁護士をお呼びし、さらに2名の弁護士も参加され、憲法って何?という基本的な内容から集団的自衛権に関する現在の情勢まで詳しく分かりやすくお話頂きました。
向原弁護士から「憲法は政治に対してブレーキ機能を発揮するもの。違憲だという世論がたくさん出ている今の状態は、赤信号だと思って慎重に考えるべき。また、国や政府は都合の良いことしか言わない。本当にそれが正しいかどうかを見る必要があり信用しすぎない事が大切だ」と話して頂きました。
参加者から「医学生は集団的自衛権に賛成の人が多いように感じる。仲間がやられている時に助けるのは当然でしょと考えている人もいる。」という意見が出され、それを受けて集団的自衛権とは一体どういったものなのか詳しく学習を進めることが出来ました。
今回の学習を通して、憲法は権力者を規制するために出来たものである事、医療者として、将来民医連で働く者として、命を守る立場から物事を考えなければならない事を改めて考えさせられました。
今後も、医学生の学び成長につながる企画を行っていきます。
医学生からの感想
・講義はとても分かりやすく、憲法について学ぶ良い機会になった。
難しい話もあったが楽しく学習できた。
・集団的自衛権に関して、ほぼ全ての学者が違憲だと判断している中で強引に進めるのはおかしい。
もっと議論を深めるべきだと思う。
・憲法の解釈を変更して法律を作ることはおかしいと思う。
・現行のルールを破り法案を通そうとしている事に危機感を覚える。
・議論を強引に進めようとする人は、議論をごちゃ混ぜにして話すので、だまされないようにしたいと思った。
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