医療訴訟について学ぶのは初めてでしたが、前田弁護士の説明は大変わかりやすく、頷きながら聞いていました。講義の中では、実際に前田弁護士が担当された事例をもとに「この事例をどう考えますか?」と問いかけがありました。学生の考えでは十分に手を尽くしたと思えたケースですが、病院側が損害賠償を請求されたという結果を聞いて学生達は驚いていました。しかし、前田弁護士から「皆さんに伝えたいのは患者さんのことを考えて、しっかり医療行為にあたれば訴えられることはない。だから自信をもってください。」と言葉を頂き、学生も「患者さんと信頼関係を作ることが大切だ」と感じたようです。
最後に、以前病院での勤務経験があり、現在は弁護士として民医連や多くの病院と関わっている前田弁護士より「弁護士として働いていると患者の権利という言葉すら感じられないような病院もあるが、民医連は患者の権利をしっかりと守ろうとしていることがよく分かる。皆さんも頑張ってください」というメッセージが送られました。