第17回KOMSA(九州沖縄医学生のつどい)が10月18日~19日に宮崎で開催されました。
今回は、「医療とパートナーシップ~陸の孤島・宮崎で、学ぼう!つくろう!つながりを!~」をテーマに、九州沖縄各県から33名の医学生が参加しました。
1日目、実行委員長より、「今回は『学習講演&施設見学』『各大学の持ち寄り発表』『交流』の3を柱に開催します。初めて参加する学生は、特に自分の心の動きやどう感じたのかという点を気にしながら参加してほしい」との挨拶がありました。
その後、宮崎生協病院の古谷孝Drより、「今回のKOMSAでは、いろいろな視点から見て、感じて、今後の生活の中に1つの考え方として生かせるよう2日間を過ごしてほしい」と話しました。
学習講演として、NPO法人ホームホスピス宮崎副理事長の久保野イツ子さんから「かあさんの家」*の取り組みについてのお話の後、「かあさんの家」のフィールドワークを行いました。
見学後、班ごとに学習講演とフィールドワークについて感想交流とディスカッションを行いました。夜には交流会があり学生同士や医師、職員と楽しく交流しました。
2日目は各大学のサポートセンターで事前に学習した内容を基に持ち寄り発表を行いました。
・「医療機関と調剤薬局」福岡大学
・「リハセラピストと医師」久留米大学
・「患者さんの症例を通して見える医療・介護の関わり」佐賀大学
それぞれのパートナーシップについて発表し、ディスカッションを行いました。
最後に実行委員長から「みんなの協力でスムーズに運営でき、医療とパートナーシップを様々な視点で学べるKOMSAになりました」と挨拶し、閉会となりました。
*NPOホームホスピス宮崎 かあさんの家(開設10周年記念パンフより抜粋)
その人らしく人生を全うする方々の、施設でもない自宅でもない『もう一つの居場所』です。医療機関やさまざまな職種の専門家やボランティアがチームを組み地域の協力も得ながら、暮らしといのちを支える『終の棲家』です。