千鳥橋病院では夏休み一日医師体験を7月25日と8月25日に行いました。福岡・佐賀県内の高校・予備校9校から83名が参加しました。今回は高校1年生の参加が多く、始めは緊張していた生徒も多くみられましたが、すぐに他校の学生ともうちとけて交流ができていました。
午前中は医師によるレントゲン読影学習会、看護師による血圧・血糖測定、病院探検を行いました。午後からは、「医師からのメッセージ」と題して研修医が自身の高校時代や医学生時代のエピソード、なぜ医師をめざしたか、研修医生活などを楽しく話をしました。
参加者より「進学する大学はどうやって決めましたか?」「高校時代は一日に何時間勉強していましたか?」などの質問に答えながら、高校生・予備校生に向けてメッセージを送りました。
閉会式では総合内科の有馬医師から「医学部に進学することは難しいけれど、頑張って医師になってください。その後はぜひ千鳥橋病院に来てください。」と激励のメッセージがありました。
閉会後は希望者のみ受験対策としてグループディスカッションを行いました。4グループに分かれ、テーマに沿って活発な意見が飛び交いました。
グループディスカッションのテーマ
・「携帯・スマートフォンを学校で使うメリット、デメリットについて」
・「将来どんな大人になりたいか」
グループディスカッションに参加した学生からは「自分とは全く異なった意見を聞くことで、物の考え方や見方が変わりました」などの感想が出されました。
今回の一日医師体験が4回目となるの生徒は、医師体験のお礼と共に「鹿児島大学医学部を受験します。合格の連絡をするので待っていてください」との力強い言葉を残して帰っていきました。
参加した高校生・予備校生の感想
・リハセンターや薬剤部、フィットネスなど普段見ることのできない病院の裏側が見ることができ興味深かった。
・経済的に苦しい患者さんを地域の民間病院が支えている所を見ることができ良かった。地域の医療を支える要の病院と分かって魅力を感じた。
・今回参加するのを悩んだけれど、すべての体験において学べるところがたくさんあって、来て正解だと思った。
・多くの人が患者さんのために努力し、協力しているのがわかった。
・千鳥橋病院は温かい雰囲気を持つ思いやりのある病院でいいなと思った。理想の仕事場だと思った。
・先生方がどんな勉強や学校生活を送ってきたのか知ることができ、アドバイスをもらえてとても参考になった。
・ぼんやりとしていた将来の目標が今日の医師体験で少しはっきりとしてきた。将来について真剣に考えることができた。
・医師になるためのモチベーションが上がった。将来医師になったら千鳥橋病院で勤務したいと思った。
・レントゲンでは正常なものと見比べることで、異常を発見できることがわかった。
・血糖値測定は恐かったけど、やってみるとそんなに恐くなかったので今の医療が進歩していることを実感した。
・他校の学生と仲良くなれてよかった。また「千鳥橋病院は差別をしない病院」という言葉がとても印象に残った。どこも活気があってこんな病院で働きたいなと思った。
・勉強も大切だけどコミュニケーション能力が必要であり、人生を楽しむ事も大切だと学んだ。
・将来医師になれた時には後藤医師のような医師になりたいと思った。
・グループディスカッションでは、知らない人がたくさんいる中で自分の意見を言う機会は滅多にないので経験できてよかった。
一日医師体験に参加の高校生・予備校生のみなさん、先生方ありがとうございました。
次回は2015年春休みに予定しています。詳細が決まり次第、千鳥橋病院ホームページの研修医と医学生のページ、Facebook研修医と医学生のページに掲載いたします。