8月7日~9日に第35回民医連の医療と研修を考える医学生のつどいが愛媛県の奥道後で開催されました。全国から103名の学生が参加し、共同組織の方や職員など全体で305名でした。
ふくおか・さが民医連からは10名の学生が参加しました。開会式では全日本医学生委員長の山本一視医師(千鳥橋病院副院長)から挨拶がありました。
今回のつどいのテーマは「地域医療」。
学習講演では地域診断の大切さや地域医療の定義について話があり、学生発表では北海道、群馬、千葉、愛知、京都、広島、熊本の学生が各地域で学んだ事を発表しました。
「共同組織を知ろう」というテーマの学習会では、各地から来られた友の会や組合員さんより地域での取り組みを話してもらいました。学生の中には共同組織の話を初めて聞く学生もおり、民医連と共同組織のつながりを学ぶ機会となりました。研修企画では1年目の初期研修医と10年目の指導医より、研修や指導をする時に自分が大事にしている事などを学生に向けてメッセージも含めて話してもらいました。
2日目の夜には大交流会として、道後温泉に「千と千尋の神隠し」の舞台になった温泉があるということで、千と千尋の神隠しをテーマに借り人競争やクイズがあり、とても楽しい時間を過ごせました。その後も夜遅くまで交流し学生同士はもちろん、共同組織の方や職員とも交流を深めました。当院の佐々木洋平医師も助言者として参加し多くの学生と交流しました.
医学生のつどいに初めて参加した1年生もたくさん学び、全国の学生たちと交流をしました。
SGD(Small Group Discussion)でチューターを頑張った学生、最後のつどいに参加した6年生など、それぞれ地域医療を学び交流を深め、仲間作りをした3日間でした。次は10月つどいが10月25日~26日に開催されます。
参加した学生の感想です。
・自分の中の「地域医療」という言葉の指す意味が新たにはっきりした。
・地域医療の「地域」とは「姿勢」や「ベクトル」のこと、ということが印象に残った。
・共同組織の方が医療(病院)を支える存在だと知って、これからその人達のために頑張りたいと思った。
・医師になってからも共同組織の方と積極的に交流しようと思った。
・SGDは自分にとって素晴らしい経験となった。
・学生発表では学習に対する意欲がすごく見習いたいと思った。
・研修企画ではリアルな話が聞けて面白かった。特に指導医の話がわかりやすく心に残る話だった。
・同期とのつながりを大切にしたいと感じた。