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2014年8月アーカイブ
 

87~9日に第35回民医連の医療と研修を考える医学生のつどいが愛媛県の奥道後で開催されました。全国から103名の学生が参加し、共同組織の方や職員など全体で305名でした。

ふくおか・さが民医連からは10名の学生が参加しました。開会式では全日本医学生委員長の山本一視医師(千鳥橋病院副院長)から挨拶がありました。


 

今回のつどいのテーマは「地域医療」。

学習講演では地域診断の大切さや地域医療の定義について話があり、学生発表では北海道、群馬、千葉、愛知、京都、広島、熊本の学生が各地域で学んだ事を発表しました。


「共同組織を知ろう」というテーマの学習会では、各地から来られた友の会や組合員さんより地域での取り組みを話してもらいました。学生の中には共同組織の話を初めて聞く学生もおり、民医連と共同組織のつながりを学ぶ機会となりました。研修企画では1年目の初期研修医と10年目の指導医より、研修や指導をする時に自分が大事にしている事などを学生に向けてメッセージも含めて話してもらいました。

 

2日目の夜には大交流会として、道後温泉に「千と千尋の神隠し」の舞台になった温泉があるということで、千と千尋の神隠しをテーマに借り人競争やクイズがあり、とても楽しい時間を過ごせました。その後も夜遅くまで交流し学生同士はもちろん、共同組織の方や職員とも交流を深めました。当院の佐々木洋平医師も助言者として参加し多くの学生と交流しました.

医学生のつどいに初めて参加した1年生もたくさん学び、全国の学生たちと交流をしました。

SGDSmall Group Discussion)でチューターを頑張った学生、最後のつどいに参加した6年生など、それぞれ地域医療を学び交流を深め、仲間作りをした3日間でした。次は10月つどいが1025~26日に開催されます。


参加した学生の感想です。

・自分の中の「地域医療」という言葉の指す意味が新たにはっきりした。

・地域医療の「地域」とは「姿勢」や「ベクトル」のこと、ということが印象に残った。

・共同組織の方が医療(病院)を支える存在だと知って、これからその人達のために頑張りたいと思った。

・医師になってからも共同組織の方と積極的に交流しようと思った。

SGDは自分にとって素晴らしい経験となった。

・学生発表では学習に対する意欲がすごく見習いたいと思った。

・研修企画ではリアルな話が聞けて面白かった。特に指導医の話がわかりやすく心に残る話だった。

・同期とのつながりを大切にしたいと感じた。



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by chidoribashi
 

8/29(金)~8/31(日)アクロス福岡2F交流ギャラリーで「平和のための戦争展ふくおか2014」が開催されます。

千鳥橋病院が所属する公益社団法人福岡医療団は「平和のための戦争展ふくおか2014」の運営団体の1つです。

 

今回「平和のための戦争展」のジョイント企画として、核戦争防止・核兵器廃絶を求める福岡県医師・歯科医師の会第26回定期総会記念講演が830日(土)に開催されます。


どなた様も自由に参加できます。皆様のご参加をお待ちしております(
事前申し込みは不要)。


病院TOP>お知らせ>核兵器を持たない平和の構築」市民公開講演のお知らせ 

http://www.chidoribashi-hp.or.jp/menu1/news/2014/news20140812.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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千鳥橋病院では75日(土)に熱中症に関する聞き取り調査を行いました。

今年で5回目の開催となり、15名の医系学生ボランティアと職員が班に分かれて、患者様、ふくおか健康友の会の会員宅を訪問して室温、湿度の測定と聞き取り調査健康チェックを行いました。

 

調査にあたり、当院のメディカルフィットネス スマイルの小出トレーナーより熱中症に関する講義を受けました。


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熱中症調査には15名の学生がボランティアとして参加しました。今回はエアコンを使用するほどの気温ではなかったため、熱中症を気にしている方は少なかったようですが、中にはすでに気分が悪くなり受診した方や、めまいの経験がある方もいました。調査後は各班から報告を行いました。今回の熱中症調査や感想交流をとおして、今の社会問題や学生生活など幅広く学年・学科を超えて交流をすることができました。

 

【熱中症調査を行った学生の感想】

・高齢者の方とたくさん話ができた。熱中症の原因は社会問題や環境、住宅問題が複雑に関わりあっていると分かった。

・増税や電気代の値上げが生活に影響を与えていることが分かった。

・受診が外出のきっかけとなっていて、社会とのつながりの一つになっていると感じた。病院や医師の存在がとても大きいと感じた。

・エアコンは設置してあっても壊れていたり、年金でくらしているので一切使わないといった方もいた。

・このような活動を定期的に続けていくことは大切だと思うし、機会があればまた参加したいと思う。他の学生や職員の方とたくさん話をできて楽しく活動ができた。

 

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726日~27日に宮崎県の青島でKOMSA*(九州沖縄医学生のつどい)第2回実行委員会が開催され、20名の参加がありました。


1日目は、認知症の人と家族の会の吉村照代さんより「認知症の人と共に生きて伝えたいこと」と題して学習講演がありました。ご自身も両親と姉の介護をした経験があり「言葉に発しない部分があるのでいつもと違う所をキャッチする。認知症の人は自尊心が傷つけられているのです。」など話され、最後に「認知症を理解して認知症を支える医師になってほしい。」と力強いメッセージをいただきました。


学生からは「相談者の中には独居で認知症の方はいるのか?」「家族の会から家族の方への援助方法は?」等質問が出されました。その後、SGDSmall Group Discussion)の中で今年のKOMSAのテーマを考えました。

夜には懇親会が開催され、初参加の1年生も各大学の医学生と楽しく交流をすることができました。


2日目はスケジュールや企画の内容を学生が主体となって話し合いました。次回は9月に第3回実行委員会が福岡で開催され、KOMSAの本番は1018日(土)~19日(日)に宮崎で開催されます。今年のテーマは「医療とパートナーシップ~陸の孤島宮崎で学ぼう!つくろう!つながりを!」に決まりました。


今回参加した学生の感想です。


・医療者は、認知症の患者さんの色いろなサインをキャッチしなければならないと思った。


・介護を行う家族への心・身体のケアが必要となる。「認知症の人と家族の会」だけでなく医療従事者もそのような立場に立てるような社会となっていけばよいと思った。


・改めて医師という職業について考えさせられた。


SGDでは初めての参加でほとんど発言できなかったけど、自分の意見や考えを伝えることの大切さを確認する良いきっかけになった。


・「自尊心を大事にすること」という言葉が特に印象的だった。


 

KOMSAとは...KyusyuOkinawa  Medical Student Associationの略で、民医連に加盟する九州沖縄地区の病院のネットワークを活かして、医学生に学習と交流の場を提供しています。医療や福祉、社会問題などの様々なテーマで学びを深めています。


KOMSAに関するお問い合わせ:千鳥橋病院 医局事務部

http://www.chidoribashi-resident.jp/toiawase/


福岡・佐賀民医連のご紹介

http://f-min.jp/about.html




by chidoribashi