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佐賀大学医系学生サポートセンターで、1月21日に佐賀奨学生ミーティングが行われました。


今回は千鳥橋病院付属新室見診療所所長、当法人福岡医療団副理事長の熊谷芳夫医師が「福岡医療団50年の歩み」のDVDで医療団の歴史と民医連について紹介した後、医学生の頃に参加した水俣病フィールドワークについて話をしました。


「当時、大学は水俣病を認めておらず、患者さんの味方は大学病院ではなく民医連の病院だった。それで大学には残らず千鳥橋病院を選んだ。これが私の民医連の原点になった。」と語りました。


学生からは、「水俣病に取り組んでいたのは民医連の病院だけなのか。」、「当時、他の学生は千鳥橋病院をどのように見ていたのか。」、「これから学びたいことや取り組みたいことは?」などの質問が出されました。  


熊谷所長は「当時、水俣病に取り組んでいたのは民医連と熊本大学の一部の教授だけだった。そして、ほとんどの学生が大学に残る時代だった。自分は大学には残らず、千鳥橋病院を大きくしたいという志を持っていた。現在、高齢者の住宅が1つの課題になっている。日本は医師不足ではあるが、高齢者が安く入居でき、医療も受けられる住宅を増やしていきたい。」と学生に語りました。


参加した学生からは、「福岡医療団が地域の住民に寄り添って成長を遂げてきた事を感じることができた。医師として成長していくと共に、病院も大きくなってきたことは少し羨ましく感じた。」、「福岡医療団が小さな頃から始まり、今の立派な病院になっていることを思うと、先生方の成し遂げられたことの大きさに感動した。」といった感想が出されました。


熊谷所長の民医連への参加の契機や、今後の展望など日頃聞くことのできない想いを聞くことができた学習会となりました。 

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参考資料

・共済だより 20121月号「シリーズ 伝えていきたい 私の民医連」   2012_1_kyosai.pdf


・医療団内報 2013420日号「私と民医連」PDF    iryodan287.pdf





by chidoribashi